解決事例
SOLUTION CASE
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複数砥石を同時使用できる特殊フランジの開発
「反り」と「うねり」の両方の特徴を持つワーク表面の不純物除去に対して、
新しい発想のフランジのご提案により大きな成果を出すことができました。
![複数砥石を同時使用できる特殊フランジの開発](https://hirosho.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/de0d7be2e1ff64023699f803c4779654.jpg)
背景
砥石を用いて、ワーク表面の不純物を除去する工程でご相談を頂きました。
お客様のお悩みは、ワークに「反り」と「うねり」があることで、1回の加工では、ワーク表面の不純物を完全に除去できないことでした。
結果として、複数回同じ工程を繰り返すことにより、生産効率の悪化を招き、需要先からの納期や生産量の要求に応えられていませんでした。
課題
- 「反り」と「うねり」があるワークでも1パスで不純物を除去
- 加工工数の削減と、生産能力の増強
PROPOSE
広商NEXUSのご提案
- 異なる砥粒・硬度の砥石を1つの研磨機で同時使用できるフランジを自社設計
- 使用砥石の改善案、付帯する治工具も同時にご提案
改善前
![](https://hirosho.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/43a1afc8d13b1b2b33d1e4ae163074b3.jpg)
改善後
![](https://hirosho.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/de0d7be2e1ff64023699f803c4779654.jpg)
ポイント
お客様は異なる砥粒・硬度の砥石を1つの研磨機で同時使用された経験がなく、従来のフランジと砥石では1パス除去は不可能だった
砥石単体ではなく、フランジと砥石の両面から改善にアプローチすることで、加工工数削減を実現
効果
- 砥石の掛かり抜けが無くなり、1パスで不純物を除去することに成功
- 大幅に加工工数が削減され、余分な設備投資をすることなく、生産能力増強に成功
- 「1パスのみ」と明確に計画を立てられることにより、生産計画の精度向上にも寄与
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